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か行庵

投稿日:2016年4月30日

兵庫県豊岡市日高町八代地区。

ここに江戸後期から昭和にかけて代々続いたお医者様、井東医院がある。

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四代目となる井東勇氏は投薬に頼らない治療方法であったらしい。

診察に見えた患者さんの脈を取りながらただ話を聞き最後に「十分休んで養生してください。」この治療の診察代は100円。

谷あいにあるこの村は峠を越えると別の集落がある。

峠越えは馬に乗り患者の元へ向かったらしいが、勾配の厳しい道は自ら馬を降り馬には人参をたべさせながら馬を引いて歩いたという。

実際に診察を受けたことのある地区の人から多くの逸話が溢れる。

1916年に四代目の勇氏がなくなると後継者がなく空き家のまま放置される。

八代地区の人は行政に保存を掛け合ったが受け入れられず。じゃあ自分たちで井東先生の功績を語り継ぎながらこの場所を交流の場にしようと動きが始まる。

地元有志が40年以上も放置された建物を、まずご親族に許可を取り、家の掃除修復・・・。誰も住んでいない建物の荒れ方は凄まじいものです。

それをほぼ素人の集まりである人たちが全くの無償で、道具を手にして壁を塗り替え、あちこちから古い建具等をもらい受け、大工さんから2年はかかると言われていたところを4ヶ月で人が入れるようにしたとのこと。

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この動きは多くの方の共感を得て賛同者も増えていっているらしい。

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軸となるご夫妻。特に奥様がパワフル!文化芸術への造詣も深くなんでも見て体感される。

井東医院の入り口ちかくにある等身大のお人形。懐かしい時代の風景。実はこのお人形も奥様の手作り。表情がなんとも良いです。奥のおばあちゃんもお人形です。

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作者の豊かな心が溢れて見ているこちらもニンマリしてしまいます。

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井東医院保存会の三好さん 0796-42-1504


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木造再生

投稿日:2016年4月29日

出石の芝居小屋の永楽館で「木造再生への道」という講演会があり参加してきました。

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日本の民家再生の第一人者として知られる建築家、降籏廣信氏。

多くの古民家を手がけて再生して来られた降籏氏は「家はただの箱ではない。民家は心さえも守られる。」と表現され「自然素材を使った日本古来の建築方法で建てられた民家は美しく丈夫である。」と何度も繰り返し語られる。

スクリーンに映し出される手がけられた住宅は大きな梁と柱で守られている。

決して目を引くような奇抜な作りではなく豊かで静かな作りで完成されている。

うちの親方の心意気と全く同じです。

二部では永楽館の再生にも関わられた建築構造家の増田一眞氏と薬師寺などの修復にあたられる宮大工の小川三夫氏も加わりパネルディスカッション。

風土にあったその土地で育った木材を使う事で木造住宅の強さと環境への配慮が理想的となる。

ただ、伝統的な工法で家を建てられる職人が育ってないのも現実としてある。

「大工は職人という技術者であるが芸術家でもある。」

増田氏のこの一言が励みになります。

さて、宮大工の小川氏。

刀ガンナの使い方を見せていただきました。ぼけた写真ですが手にされているのが刀ガンナです。肢がやたら長い。

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鉋屑がくるくると長いシガークッキーのように作り出されています。

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日本の古民家が何代にも渡って、守り受け継いできた知恵。

その民家で暮らす事により培われてきた日本人の精神性を改めて考える時間でした。

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出石はお蕎麦だけじゃない。ピザも。鹿も。

投稿日:2016年4月22日

ここ数日、強い風が吹いたり、一日中雨降りかと思えば次の日は初夏の陽気。

肌寒かったり、半袖でも汗ばんだりと体調を整えるのが難しい。

さて、その日も風の強い日でした。

久しぶりにお店でピザでも・・・と出石のピザ屋へ。

ピッツェリアsakai 。

場所がちょっと解りにくくて2度目なんだけど入る道を間違えてしまう。

ここはイタリアのミラノから取り寄せたという石窯で焼いてくれる。

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おチビちゃんから爺さんまで出てくるものを次々と平らげます。

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幸い雨も風も収まったので夜桜見物に出石城へ。

ところが期待した八重櫻はまだ少し早い。

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稲荷曲輪から見下ろす本丸跡と出石町の夕暮れの街並み。

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人影もなく稲荷神社でお参りしているとすぐ近くに野生の鹿の姿が。

出石は鹿も出迎えてくれます。


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倉見の秋葉神社

投稿日:2016年4月19日

火伏せの神様と言われる秋葉神社。

私の住んで居る地区では毎年4月19日、のぼり旗を立ててお酒とお供えものでお祀りします。

今年は我が家が地区の掃除当番。

祠は地区の高台にあるお寺より更に登った場所に建てられている。

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かなりの急な階段を登らないといけない。足腰に堪えるわぁ。次に当番が回ってきた時には多分もう祠まで上がれないと思う。

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さて、祠の下にあるお寺は住職不在のお寺。

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どこでも過疎化が進み檀家が減り、後継者不足もありお寺の経営は難しいらしい。

本堂の外にかけられた扁額には「直心是道場」とある。

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直心を保つことは、自分を鍛える「道場」である。という意味か。禅の教えの

囚われず、取り払い、捨て去り。

直心を保つことはほんとに難しい。

実は、このお寺は花があふれていたそうな。

侘助。

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立派なドウダンツツジ。

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イカリ草。

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しかし主のいないお寺はやはり荒れ放題で侘助もすっかり元気が無くなってました。

近所にお店が一件もなくて他所からみればとても不便な豊岡市倉見。

でも豊かな自然と和やかなご近所さんとの繋がりで人として生きるには素晴らしい所です。

 

掃除のすんだ秋葉神社に熊本地震で被災された方々の1日も早い日常が戻りますようお祈りする。


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春の開花ラッシュ

投稿日:2016年4月11日

地区のつつじ山の花見会に参加する。

以前は山全体がつつじ一色というくらい華やかで遠くからも花見にみえる程でした。

ところが残念なことに、すこしづつ鹿が芽を食べつくしてほんの数本残っているような状態。寂しくなりました。

まあ花見といっても地域コミニュケーションの機会なので集い、笑い、飲んで楽しめればそれで良いのです。

さて、ソメイヨシノは葉桜になったが、春は次々と芽吹きと開花が続く。

ちょうど花見をしている氏神様の境内から見える見事な枝垂れ桜。

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その遠くに見えるのは新しく育ちつつあるつつじ山。

もくめ屋前のツル桔梗。

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そして畑のアスパラ。

9本植えたうちの1本から芽が出てました!

写真では良く見えないなぁ。でも嬉しい。諦めてたのにぃ〜。

始めたばかりの畑。

小さなことはなんでも喜びです。


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