木造再生

投稿日:2016年4月29日

出石の芝居小屋の永楽館で「木造再生への道」という講演会があり参加してきました。

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日本の民家再生の第一人者として知られる建築家、降籏廣信氏。

多くの古民家を手がけて再生して来られた降籏氏は「家はただの箱ではない。民家は心さえも守られる。」と表現され「自然素材を使った日本古来の建築方法で建てられた民家は美しく丈夫である。」と何度も繰り返し語られる。

スクリーンに映し出される手がけられた住宅は大きな梁と柱で守られている。

決して目を引くような奇抜な作りではなく豊かで静かな作りで完成されている。

うちの親方の心意気と全く同じです。

二部では永楽館の再生にも関わられた建築構造家の増田一眞氏と薬師寺などの修復にあたられる宮大工の小川三夫氏も加わりパネルディスカッション。

風土にあったその土地で育った木材を使う事で木造住宅の強さと環境への配慮が理想的となる。

ただ、伝統的な工法で家を建てられる職人が育ってないのも現実としてある。

「大工は職人という技術者であるが芸術家でもある。」

増田氏のこの一言が励みになります。

さて、宮大工の小川氏。

刀ガンナの使い方を見せていただきました。ぼけた写真ですが手にされているのが刀ガンナです。肢がやたら長い。

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鉋屑がくるくると長いシガークッキーのように作り出されています。

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日本の古民家が何代にも渡って、守り受け継いできた知恵。

その民家で暮らす事により培われてきた日本人の精神性を改めて考える時間でした。

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